A型肝炎ワクチン
A型肝炎に関して
・A型肝炎は、ウイルス性肝炎の一種です。A型肝炎に感染すると、通常、急性肝炎や黄疸を発症します。
・潜伏期間は、6日~6週間です。
・ほとんどのケースは完治しますが、まれに劇症化し、重篤な経過をとる例があります。
・完治するとその後一生A型肝炎に対する免疫ができ、慢性化はありません。
・潜伏期間は、6日~6週間です。
・ほとんどのケースは完治しますが、まれに劇症化し、重篤な経過をとる例があります。
・完治するとその後一生A型肝炎に対する免疫ができ、慢性化はありません。
香港におけるA型肝炎の状況
・香港ではA型肝炎の流行はほとんどみられません。
・一番最近のA型肝炎の流行は1992年で、3000以上の症例のうち4名が死に至りました。
・40歳以下の香港在住成人の大部分がA型肝炎に感染したことがありません。
・一番最近のA型肝炎の流行は1992年で、3000以上の症例のうち4名が死に至りました。
・40歳以下の香港在住成人の大部分がA型肝炎に感染したことがありません。
A型肝炎の感染経路
A型肝炎は経口感染します。感染者の大便中のウイルスが体外に排出され、そのウイルスが食べ物、水または手に付着し、その後、人の口内に入ることによって感染します。A型肝炎ウイルスは水中で12か月にわたり生存することができ、食物中でも数日以上生存します。従って、以下のような感染経路が考えられます。
・完全に加熱されてない汚染食品を食べた。(特にカキ、アサリ、ザルガイ、イガイなどの貝類)
・ウイルスに汚染された水を飲んだ
・感染者と親密な接触を持った
・完全に加熱されてない汚染食品を食べた。(特にカキ、アサリ、ザルガイ、イガイなどの貝類)
・ウイルスに汚染された水を飲んだ
・感染者と親密な接触を持った
A型肝炎の予防法
個人衛生、食物衛生、環境衛生に注意することが予防法です。
・個人衛生-調理または食事の前とトイレに行った後に石けんで手を洗う。
・食物衛生―煮沸済の水を飲むこと。すべての食物、特にカキ、アサリ、イガイ、ホタテなどの二枚貝は、しっかり洗い、十分に加熱する。
・環境衛生―汚染水および下水を正しく処理する。飲料水を正しく保管し、調理器具道具を清潔に保つ。
・個人衛生-調理または食事の前とトイレに行った後に石けんで手を洗う。
・食物衛生―煮沸済の水を飲むこと。すべての食物、特にカキ、アサリ、イガイ、ホタテなどの二枚貝は、しっかり洗い、十分に加熱する。
・環境衛生―汚染水および下水を正しく処理する。飲料水を正しく保管し、調理器具道具を清潔に保つ。
A型肝炎ワクチンについて
A型肝炎ワクチンの接種によりウイルスに対する抗体ができます。6か月から12か月の期間をあけて2回の接種が必要です。第一回目のワクチン接種から4週間後にA型肝炎への抗体ができ始めます。A型肝炎ワクチンは、1歳未満の乳児に対する接種は認められていません。
A型肝炎ワクチン接種の注意事項
- 40歳以上の大人については、すでにA型肝炎への免疫がある可能性があるため、不要な接種を行わないよう接種前にA型肝炎の抗体検査を受けるべきです。
- A型肝炎ワクチンの接種により命を脅かすほどの重篤なアレルギー症状が出たことがあったり、ワクチンの成分にアレルギー反応が出たことがある方は接種を受けるべきではありません。
- A型肝炎が蔓延している地域によく行かれる方は感染のリスクが高いと言えます。
- 未加熱の貝類をよく食べる方は感染のリスクが高いと言えます。
- ワクチンは感染の防止に有効でありますが、個人衛生や食物衛生に代わるものではありません。
- 海外データによると、男性の同性愛者または両性愛者は感染のリスクがより高くなっています。
- 感染者による食物の取り扱いによって感染が広がるリスクが高くなります。
- A型肝炎ワクチンの妊婦への接種の安全性は確立されていません。妊婦またはその胎児の健康に悪影響があるとの証明はされていませんが、妊婦の方にはA型肝炎ワクチンの接種が適切であるかを医師に相談することが勧められます。
▼参照URL
http://www.info.gov.hk/hepatitis/english/hep_a_set.htm
(香港衛生省のホームページより)